『広告禁止!ネット不動産進化論』金丸信一(著) SEOその後(前)に
これほど、焦って読んだ本はない。完読の欲望に駆られてほぼ徹夜した。
不動産関係のWebサイトでは、ユーザーは、一度来ただけでは問い合わせもしない、と。
二度三度…、何回も何十回も…、何週間も何ヶ月もサイトを訪れて、競合サイトの巡回チェックで比較検討して、売買であれ賃貸であれ、値ごろ感や相場感を身につけ、間違いのない物件選びの確信を持って、すでに決定も同然の意志で問い合わせする、と…
何のためのSEO?『広告禁止!ネット不動産進化論』金丸 信一(著)
ECサイト4モデル式 Google Analytics 経営戦略:権 成俊, 村上 佐央里 に続いて、手垢で汚れるほど何度も読み返すべきビジネス書である。
まえがきが凄い。
私にはどうしても腑に落ちないことがありました。それはサービスを提供している会社は上場したり、収益を爆発的に拡大したりしているのに、そのサービスを提供された事業会社自体は収益を上げていないという現実でした。
要するに、ポータルやモールばっかりがおいしい思いをして、そこに出店している個別の中小企業は肥やしにしかなっていないという批判である。
「楽天市場」は、そこに参加している会社の一部しか収益が出ていないことが明白でした。私はそのことを、とても疑問視していたのです。
そして著者は言う、『インターネットで成功する事業会社のひとつの絶対法則を見つけたのです。』
その絶対法則こそ、このエントリーの冒頭の、サイトにユーザーが何回も訪れなければ、売れない儲からない、ということである。
私はアナログ営業にどっぷりつかっていただけに、非常にショックを受けている。衝撃の事実である。
(著者は不動産サイト専用のソフト会社を経営しており、数をこなし、データを取り、結果を出している)
IT用語で言えば、Google Analyticsの「新規ユーザー New Visitor」などに比例してコンバージョンが高まることもないし、そもそもがコンバージョン率が成り立たないのである。
まだ突っ込めば、どこかで方程式と流布されている「売上=来店者数×転換率×注文単価」、つまり「訪問者数×コンバージョンレート(購買率)×客単価」は売上に反映しないということである。
すべての「集客原理主義」が破滅するかもしれない…
サイトとユーザーがずれた集客では何があっても絶対に売れないし、見込み客は訪問を重ねるごとに滞在時間が少なくなるとか、われわれの常識がひっくり返されることばかりである。
FAQやらお客さまの声やら、どんなに充実させても、決定的なお買い上げにつながるわけでもない、ということも。
商品価格が高めで、競合が多いという条件がそろえば、不動産サイトに限らず、すべてのビジネスサイトに当てはまるのではなかろうか。
この本は、去年(2009年)の9月に発売されている。
なぜ、もっと早く見つけることができなかったのか!
悔しいです!!
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望外の書評に感謝いたします。執筆は苦労いたしましたが、その苦労が報われた気がします。これからもがんばって仕事をさせていただきます。
おお、作者様みずからのコメントに感動です。
通説や”業界”の常識、はたまた都市伝説にからめとられて、成功できないスモールビジネスが累々と横たわっているのは、どこも同じです。
金丸様の著作を活かしきって、弊社もコンサルティング先も、成長発展できればと存じます。
拙きブログにご訪問いただき、ありがとうございました。
む!金丸社長、さすがにアンテナ広いですね。
当然ながら(ソフト利用しているので)、当社でも数冊買って、鑑定部・不動産部のみならず、関連会社の社員全員が読みました。
・・というより代表の高橋から全員に読破命令が下されました(笑)
頑張ってください!
高橋社長もお元気そうでなによりです。ますますご発展をお祈りいたします。